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Sierから地方公務員へ転じた20代男の戯言

Sier勤務から地方公務員へのジョブチェンジを経て今に至る20代男が、普段考えていること・読んだ本のレビュー等を書き連ねていくブログです。

【読後レビュー27冊目】人生が変わる哲学の教室<人生が変わる哲学の教室>  小川 仁志

 

人生が変わる哲学の教室 (中経の文庫)
 

 

本文より。

いま、先が見えない時代だといわれます。「何が正しいのか?」「何が幸せなのか?」生きていくうえで重要な問いに対する答えが、見えなくなってしまっているのです。  哲学はそこで威力を発揮します。何千年という時間をかけて培われた人類の英知を利用しない手はないのです。今こそ先人の声に耳を傾けるときではないでしょうか。 

 

本の要約:

どんなもの?

 著名な哲学者の言論を講義形式、フィクションで語ったもの。各哲学者の言説のエッセンスを抜き出しており、主義主張や考え方がコンパクトに纏まっている印象。

 根本としては、何千年の哲学の歴史から、「何が幸せか」「人生とは」などの問についての答えを与えられること。それらは多様化した現代の志向において、一定の方向性を示してくれるもので、現代においても有効だと考えられる。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 講義形式のため、平易な文章で哲学者の言説が語られている点。難解な原典に当たるよりも、このような分かりやすい解説のほうが、初学者には助かる。

 また、全ての章に於いてではないが、おそらく筆者によって「哲学者それぞれの考え方で現代を見通すとこのような意見が出る」というものを書いている。ヘーゲルの夢についての講義では以下のように語られている。

 

理想とはここにはなく、求めるものであり、到達したい場所、憧れの対象です。逆に現実とはここにあって、与えられるものであり、抜け出したい場所、ときには嫌悪の対象です。  つまり、理想を選択するときというのは、前に進みたいときですね。あるいはその場所から抜け出したいときであるといってもいい。そして現実を選択するときというのは、今いる場所を受け入れようとするときなのです。

ほとんどの人は理想を選択します。ただ、その理想が高すぎると、前に進むつもりが、反対に停滞をもたらすことになる。前に進めないうえに、今いる場所さえも拒否することで、行き詰まってしまうのです。残念ながら理想というのは高すぎるのが常ですから。  そんなとき、前に進むためにあえて現実を選ぶという方法もあります。あまりハードルが高すぎると、いつまでたってもそこから抜け出すことができないからです。

社会自体ももっと変わらなくてはいけないと思います。多くの人が理想をもったまま現実を受け入れることのできる社会へと。それは何度でもトライし続けることのできる社会を意味しています。いったん現実を受け入れてしまえば、もうそれでおしまいというのでは、誰も現実を受け入れることができなくなってしまいます。

 

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 なぜ哲学的な問いは終わらないのだろう。やはり皆が「幸福になりたい」と思いながらなれていないからだろうか。ではなるためにどうすればいいかを皆求めているのだろうなと。

 
 

新しいと思った点

・哲学を思考するにおいてはプロセスが大事。

プロセスが大事なのかというと、それはそこで初めて頭を使うからです。答えを聞いただけの人との違いは、自分の頭を働かせたかどうかです。自分の頭を働かせることのメリットは二つです。一つは自分で考えた結果行き着いた答えなので、納得がいくということです。その答えを選んだ理由がよくわかっていますから、仮にそのせいでひどい目にあっても仕方ないと思えるでしょう。でも人から聞いただけの場合は、後悔の原因になります。

 

自分の中での気付き:

この本を通して自分の生活を振り返ると?

 哲学的な思想は学んでこなかったからか、余り興味を持って読むことができなかった。現実との乖離を感じてしまう部分が多く、「それを考えたからどうなるんだ」と正直思ってしまった。(筆者様への悪口ではありません)

 

気づいた結果として起こそうと思う行動:

この内容を使える場面は?

 これから部下を持って、部下と接する際や、子供が生まれた時に話す分には哲学は使える内容なのではないかと感じた。上記の感想を抱いたのは自分への応用を考えていたが、現実との乖離で上手く行かなったが、まず考え方を養うという意味では哲学的に考えを広げていくというのは使えるように思う。

 
 
 
 

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