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Sierから地方公務員へ転じた20代男の戯言

Sier勤務から地方公務員へのジョブチェンジを経て今に至る20代男が、普段考えていること・読んだ本のレビュー等を書き連ねていくブログです。

【読後レビュー19冊目】マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 ちきりん

 

 

本文より。

不安から逃れられない人がいる一方、ずっと少ないものしかもっていないのに、「なんとかなる」「なんとでもなる」という自信とともに、世の中をわたっていける人もいます。この両者の違いがまさに「売れるものに気がつく能力」であり、「価値を認識する能力」の差です。 本書ではこの能力を、「マーケット感覚」と命名しています。

 
 
A 本の要約:
  1. どんなもの?
    コンサルの筆者が、自由経済の市場に置いて考える事の重要性を読く本。マーケット感覚を身につけるための方法が5つあり、それぞれについて解説している。


  2. 今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
    マーケット感覚を身につけるための5つの方法について以下と述べている。
    ①プラシング能力
     自分はこのサービスにいくらの値段をつけるのか。自分独自の判断指標を持つこと。自分の価値指標と照らし合わせて、このサービス・ものを自分はこの値段で買うだろうかということ考える事。この値段で買うとしたら、どれだけの時間・インパクトの出費になるだろうと考えてみること。この時になるべく今の収入状況ならとか、価値として本当にほしいものなのかという検討が具体的になされることが必要。

    ②インセンティブシステムの理解
    人の、動機から行動に至るまでのプロセスについての理解。どうせ手に入らないと悲観的に考えるのではなく、どうすれば手に入るのか。いくらのペースでお金を貯めれば手に入るのかを建設的に考えられること。また、他人のインセンティブシステムに働きかけて、自分の持つ問題を解決できないか?を考えてみること。相手が何を心配しているのかを想像すること。自分はどうなれば幸せなのかを考えること。

    ③組織と市場の意思決定スタイルの違いの理解
     組織的な意思決定は多数決。多数は選ばれ、それ以外は全く選ばれない。一方市場は、少数でもほしい、という人がいればその人達には購入される。ロングテール理論。
     また、組織的な意思決定は決めてから動くが、市場的な意思決定は動きながら決める。選択肢を一つにしてしまっている組織では、その決定を失敗しないように動くしか無いが、市場的な決定では、諦めを付けて変更することが容易である。
    ④成功と失敗の再定義
     市場での学びは、やってみて失敗から学び、修正しながら成功に到達すること。今置かれている環境で成功するにはどうしたら良いかを現実でやってみることで学んでいくこと。失敗しないように準備するのではなく、失敗してから、失敗した原因の追求をする。置かれている環境の問題なのか、何かの前提条件が間違っていたのか、など。
    ⑤環境には固有の市場性レベルがあり、意識的に市場性の高い環境を選ぶ

     
    市場性の高い場所とは、需要者と供給者が価値を交換する現場や、人間のインセンティブシステムが直接的に働く場所、組織的な意思決定ではなく、市場的な意思決定方法が採用されている環境のことです

    アメリカのMBA、公共部門、ベンチャー企業。変化が頻繁に起きている場所を選び続けること。

  3. 議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
    革新的であることは間違いないが、どのように実践するかという点がまずもって難しい。現状規制がある内容や、実行してみたら文化的な・空気的な壁があったということがある気がする。ただ、それくらい思い切った内容だからこそ、清々しく、実践できたら楽しいだろうなと想像させる。


  4. 新しいと思った3点
    ・そのサービスが与える価値は何か、競合として何が考えられるか、という経営学のアプローチを行っていること。
    ・変化を感じ取り、自分で進むべき方向を見定める力が必要。
    ・最終的には変化を楽しめ、と言っている。社会の変化に適応するというよりも、変化する社会に身を任せ、めいいっぱい楽しむことを推奨している。

B 自分の中での気付き:
  1. この本を通して自分の生活を振り返ると?
    チャレンジすること、変化を楽しむことは出来ていないなぁと感じる。特に、自分だったらこうするのに、とかどうしたらもっと楽しめるだろう、もっと面白いだろうと考える事が、マーケット感覚を得ていくためには必要なのかなと感じた。
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
  1. この内容を使える場面は?
    マーケット感覚として大切なのは、サービスを提供する相手は「普通の人」。自分が普通の人なら何か価値を与えられる。ライフサイクルに即した話題はまさにその通り。日本人の殆どは高校生になるし、50%は大学生になる。割合が下がったとは言え、結婚する人、子供を産む人はそのイベントにまつわる知識を欲している。これらを対象にするサービスは普通の人相手にできる、マーケット感覚のあるサービスになり得る。