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Sierから地方公務員へ転じた20代男の戯言

Sier勤務から地方公務員へのジョブチェンジを経て今に至る20代男が、普段考えていること・読んだ本のレビュー等を書き連ねていくブログです。

【読後レビュー8冊目】「仕事ができるやつ」になる最短の道 安達裕哉

 

「仕事ができるやつ」になる最短の道

「仕事ができるやつ」になる最短の道

 

 

本文より。

我々は、人類史上初めて、「仕事のやりがい」や「職業選択」で悩むようになった。これは、現代人に特有の悩みだ。  働き方はどうあるべきか。何を職業とすべきか。それは私たち自身が考え、後世に伝えていかなければいけないテーマの1つである

 

A 本の要約:
  1. どんなもの?
    筆者が運営する、「Books&Apps」というブログの記事をまとめたもの。コンサルタントをしている筆者が、1000社・8000人以上の人を見て、仕事をする上で「今日」「1週間」「1ヶ月」「一年」「三年」「一生」かけてやるべきなことを記載している。

  2. 今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
    コンサルタントの仕事上で得た知見を惜しみなく披露していること。

  3. 技術や手法のキモはどこ?
    文中の記載で気になる部分は、筆者はインタビューの中で徹底的に聞き手に回り、相手の話を引き出していること。インタビューの中では否定も肯定もせずに、ただコンサルティングをしている相手の意見を話させることに注力している。その上で相手がどんな考え方に立脚して、今の行動を行っているかを分析している。


  4. 議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
    この本の中で語られる内容は達成するまで、身につけられるまでの期間別にまとめられているが、カテゴリとして全てあるわけではないし、カテゴリの分類があるわけでもない。

  5. 新しいと思った3点
    ・非常に実務に即した内容である。現場で働く際に感じる疑問であったり、仕事をする上で何が必要かという問に答える形で文章が作られている。
    ・組織の中で働く前提で、人間関係を変えること・自分を変えていくことを目的においている。
    ・筆者の主張は大きく見えてこない。おそらく「現状に安住するな」レベルの大きな主張はあるかもしれないが、実務的なレベルでの筆者の一貫した主張のようなものは見えない。


B 自分の中での気付き:
  1. この本を通して自分の生活を振り返ると?
    人は感情で動き、中々合理的な行動は取れない。少し考えれば「こっちの方がいい」という選択肢は見つかるけれども、その選択肢を選んで、行動できるかというのはまた別次元の話。この本のように実務的な行動様式や考え方を列挙してくれていると、普段いかに自分が感情で動いている場面があるかを思い知る。


C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
  1. この内容を使える場面は?
    問題が発生した都度、どうすれば解決できるかを考え、同じ失敗を繰り返さないためにどうすればいいかを考え、それを忠実に実行していく。このシンプルなことをいつも出来るのが「仕事のできる人」である。これを行える人になりたい。

【読後レビュー7冊目】[[図解]トヨタの片づけ ][株)OJTソリューションズ]

 

[図解]トヨタの片づけ

[図解]トヨタの片づけ

 

 

本文より。

どんなによいことでも、まわりからの関心がなければ続けるのはむずかしい。整理・整頓のルールを決めたとしても、やがてそれがすたれてしまうのもそのためです。  だからこそ、「人と人とがどう関わっていくか」というソフトの部分への考察と対応も求められてくるのです。

 

A 本の要約:
 1.どんなもの?
トヨタ合弁会社OJTトレーナーをしている筆者が、トヨタで仕込まれた片付け術について解説している。
 
 2.今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
 実務でやっている整理方法についてかなり突っ込んで記述がある。
 
 3.本文の流れから、要点はどこ?またそのうち技術、手法のキモはどこ?
 トヨタには、「何事も5Sから」という考え方があります。これこそ、トヨタの片づけの習慣を支えている屋台骨です。  5Sとは、 ❶整理(Seiri) ❷整頓(Seiton) ❸清掃(Seisou) ❹清潔(Seiketsu) ❺しつけ(Shitsuke
 
「デスクに積まれた書類で、今日使うのはその中のほんの一部のはず。鉄則は『今日、必要なもの以外はデスクに出さない』こと。明日、使う書類は必要ないし、文房具も使わないのであれば、定位置に戻すべきです
 
整頓についても同じ。「必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せるようにする」といいますが、「何が」「いつ」「どのくらい」必要なのかを定めることが重要です
 
整理:いる・いらないを分けて、いらないものを捨てること
整頓:時系列・仕事順などに並べ、すぐに取り出せるようにする。
 
 
「いつか使うもの」に対しては、必ず「いつまでに使う」という期限をもうけます。ひとたび期限をもうけたら、その期限が「いるもの」と「いらないもの」を分ける判断基準となります
 
整頓が乱れる理由には、大きく分けて次の2つがあります。 ❶新しいモノが増えた ❷置き場や置き方が悪い  
❶の場合、何となく空いているスペースが置き場になり、すぐに整頓が乱れます。このような場合、まずは、古いモノは処分することを考えます。職場の中にないモノを買う場合は、あらかじめ置き場を決めておくか、新しいものを買った際に置き場を決めるしくみをつくっておくことです。  
❷の場合でよく見られる例が、「戻す場所がわかりにくい」ということ。この対策は、前にも述べましたが、「置き場所をはっきり明示する」ことです。置き場所をテープで記載して貼っておくなど。
 
 
日々の忙しい仕事の中では、意識して「清掃のための時間」をつくっていかなければ、清掃するという活動は根づいていきません。 「清掃は、仕事ではない。仕事の合間にやるもの」と考える人が多いですが、トヨタでは、清掃は大切な業務の一部としてとらえています。  清掃は、汚れたあとにやるものではありません。日頃から習慣化するものなのです。
 
上記を実行するために、
・毎日やること、週一でやること、月一でやること、3ヶ月に一度やることなどを決めておく。
・上記をスケジュールに入れておく
 
すべてを一気に片づけようとしなくていい  デスクまわりから必要なものだけ取り出せるようになれば、すぐに片づけの効果を実感できるはずです。
ただし、すべてを一気に片づけようとすると、モノがいっぱいで、途中で挫折する可能性があります。ですから、まずはデスクまわりの一部だけを片づけ、その効果を実感してから、ほかのスペースも順次、片づけていきます。

少しずつ効果を体感しながら取り組むと、「もっといろいろなところを片づけたい」という衝動にかられるはずです。

 

 
 4.議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
実施に課題がある。かなり細かな点まで記述があるため、全てを実施するまでに時間はかかる。ただ、実際トヨタで出来ていることなのだろうから実現可能性は非常に高い。
 
 5.新しいと思った3点
整頓が乱れる理由には、大きく分けて次の2つがあります。 ❶新しいモノが増えた ❷置き場や置き方が悪い
「デスクに積まれた書類で、今日使うのはその中のほんの一部のはず。鉄則は『今日、必要なもの以外はデスクに出さない』こと。明日、使う書類は必要ないし、文房具も使わないのであれば、定位置に戻すべきです
 整頓についても同じ。「必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せるようにする」といいますが、「何が」「いつ」「どのくらい」必要なのかを定めることが重要です。
 
 
B 自分の中での気付き:
 1.この本を通して自分の生活を振り返ると?
 毎日、1周間、1ヶ月毎の整理・整頓の時間を取ることが必要。忘れてしまうから。
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
 1.この内容を使える場面は?
 仕事の整理整頓を通じて、ミスのない仕事を行うために、習慣を採用する・思い出す為。
 適宜思い出す

【読後レビュー6冊目】肚が据わった公務員になる! 新しい仕事哲学と自分の鍛え方  中野雅至

 

 本文より。

 

建前と奇麗事の世界から離脱し、より現実にそった公務員の姿を語る「公務員のリアリズム」を作る必要がある、というのが本書の立場です。仰々しく言えば、戦後の日本国憲法が掲げた「公務員=全体の奉仕者」という理念に真っ向から挑戦し、新しい公務員の仕事哲学作りを目指そうというものです

 
 
A 本の要約:
 1.どんなもの?
公務員の仕事哲学を新たに作ろうと定期している本。全体の奉仕者では現実には即していない。国家、国家専門、都道府県、市町村それぞれで違う仕事のやり方から、それぞれの仕事哲学の持ち方について解説している。国家公務員、地方公務員、公立大学教員を経験した筆者が書くため、自らの体験で語られている部分は説得力がある。
 
 2.今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
見えづらかった公務員の仕事のモチベーションや仕事をすすめる上でのやり方が知れたこと。また各カテゴリを経験している筆者なので、説得力はある。
 
 3.本文の流れから、要点はどこ?またそのうち技術、手法のキモはどこ?
 現在の公共サービスの提供を持続的に行うためには、働く公務員のモチベーションを上げることが重要。しかし、環境の変化などによりモチベーションは落ちやすい状況が整っている。その状況を打開するために、内向きの仕事哲学をそれぞれ持ち、「何のために」仕事をするのか、キャリア的なゴールを提供する必要があると考えた。(各公務員のカテゴリごとに仕事哲学、キャリアのゴールは違う)
 保護されているイメージの公務員も、環境の変化には影響を受けている。その一因が「政治主導」の公務員改革、行政改革。これにより公務員の地位は落ちたし、各方面からのバッシングを受けるようになった。また、そのような悪い状況の中で我慢して仕事をした結果、どのようなゴールが見えるのか。先が見えないというのが公務員のモチベーションが下がる原因になっている。(民間企業のように、営業利益●●億円、個人の売上●●万円、とかの社会的貢献が可視化されない)
 モチベーションを上げるための大義は今まで「全体の奉仕者」という曖昧なものしかなかった。これでは外向きにはよくでも、その仕事をやった結果、自分に帰ってくるものが何なのかわからない。そしてその外向きの奉仕者という言葉も実際にどう認識されているかというと疑問がある。
 そこで筆者が強調するのは、内向きの仕事哲学として「専門知識」と「制約」をあげた。社会問題を解決する、という公務員の仕事を通じて、また自己啓発活動を通じて専門知識をつける。全体へサービス提供をしなくてはいけない(差別することはできない)、無数のステークホルダーの調整などの制約事項を超えていくこと。そのなかでさらなる専門知識をつけること。これが真面目な公務員の人にはモチベーションのあがる仕事哲学になるのではないか。
 ※この後に各カテゴリ別の公務員の仕事哲学を具体的に説明している
 
 4.どうやって有効だと検証した?
自分の経験によるもの。時代背景等で若干違いがある可能性はある。
 
 5.議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
公務員にもやりがい(=内向きの仕事哲学)が必要、ということだったが、今民間企業の就職では「やりがい搾取」が問題になっている。やりがいを選抜時に押しすぎるために実際の仕事とのギャップに苦しむというもの。これに対する対策は必要。やりがい搾取は仕事を知らない選抜時(入社時)に行うからおかしいことになる。入社後の仕事の現実を知った上で現実的なやりがいや、できる目標を掲げているならいいと思う。
 
 6.新しいと思った3点
・社会問題は必ず発生する。それを解決するのが公務員の仕事。
・公務員の内向けの仕事哲学を作ること。公務を通じてどのように自己実現を果たせるのか、もしくはやりがいを感じられるのか。
・専門知識を活かして、様々な業務遂行上の制約を乗り越えること。この方向にベクトルを向けて仕事を進めることが内向きの仕事哲学なのではないか。
 
B 自分の中での気付き:
 1.この本を通して自分の生活を振り返ると?
 春から京都市に帰るにあたってのマインドセットの一部になると感じた。
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
 1.この内容を使える場面は?
 働き出してから疲れた時やモチベーションを失うときに読み返すものとして使えると思った。

【読後レビュー5冊目】田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 渡邉格

 

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

 

 本文より。

僕らが目指しているのは、この、資本主義の矛盾の連鎖を断ち切ることだ。それには、この負の連鎖と反対のことをする必要がある。つまり、「商品」と「労働力」の「交換価値」を高く保つということ。 「職人」が技術と感性を磨き、「労働力」の「交換価値」を高く保つ。そして、「職人」である生産者がつくった「交換価値」の高い原材料(商品)を仕入れる。こうして、ひとつひとつの「商品」を丁寧につくり、「商品」の「交換価値」を高く保っていくことが、「小商い」が「小商い」であり続けるために必要なことなのだ。

 

A 本の要約:
 1.どんなもの?
岡山に拠点を置くパン屋さんの仕事哲学の話。自然酵母を使ったパンを作成するに至った経緯から天然酵母とはなんぞやというところ、目指す社会の方向性などを語っている。
 
 2.今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
新しいと感じたのは実際にパン屋を経営している実地の体験と、マルクスという経済学の大家の言説からの着想がコラボレーションしているとこ。(読むと著者の父親が学者だったと記載があり、子供の頃から見てはいたとのこと。)
 
 3.本文の流れから、要点はどこ?またそのうち技術、手法のキモはどこ?
 著者はまず1社目の就職先での産地偽装、パン屋修行時代の酵母偽装から、『人間の暮らしを自然と調和させようって思想』が足りないと判断。また、パン屋修行自体の長時間労働からなぜ働かされるのかという点に疑問を持ち、その回答をマルクス経済学を用いて説明している。→単純に言うと交換価値ある『労働力』を長く使えば使うほど資本家にとって利益がある。そのために労働者は長時間労働を強いられる。また技術革新も労働者の生活費の低下を意味するため、結局まわりまわって労働者の賃金低下に繋がる。
 そこから田舎のパン屋をやろうと決意。そこのコンセプトは『食と職の豊かさや喜びを守り、高めていくこと、そのために、非効率であっても手間と人手をかけて丁寧にパンをつくり、「利潤」と訣別すること』。適切な価格を維持し、利潤(企業の内部留保)を出さずに経営できるパン屋を目指した。そのためにはまず自然に沿うこと。それが『腐る』という自然現象への着想へ繋がる。すべてのものは腐っていく。その過程で発酵させているのがパン。材料全てに自然のやり方で作ったものを採用し、原料となる、菌(天然麹菌)、小麦(有機栽培小麦)、水(勝山の天然水)を全て近くで取れるものに限定。そうしないと生物が元々持っている力を最大限生かせないことに気づいたからだ。
 上記を踏まえて、マルクス経済学に再び戻ると、個人が労働者としての搾取を行われないためには、『生産者』にならなければならないという指摘がある。これは個人経営のパン屋へ繋がる(ここでは小商いという表現もある)。そして小商いで重要なことを以下と示している。
『ひとつひとつの「商品」を丁寧につくり、「商品」の「交換価値」を高く保っていくこと』
『パンに含まれる「使用価値」と「交換価値」を、不当に大きく見せることもなく、不当に貶めることもなく、「誰が」「どんなふうに」つくり、そこにどういう意味があるかを、丁寧に丁寧に、伝えていく力』
 最後にミクロな話だが、子育てに絡めて望んでいることが書かれていた。
『子どもが起きる頃にはお父ちゃんはもうせっせと働いていて、家中にパンの香りが漂っているとか、お客さんで店が賑わうと、お父ちゃんもお母ちゃんも大変そうだけどとても喜んでいるとか、一日くたくたになるまでに働いたあとに飲む「一杯の酒」で、お父ちゃんとお母ちゃんが無上の幸せを感じているようだとか、親が懸命に働き、生きる姿を、しっかりと目に焼きつけておいてほしいと思うのだ。  こういう環境にいれば、子どもはきっと自分の力で「育つ」。僕らが「育てる」というよりも、「内」に力を蓄えて、健やかに「育って」いく』
 
 
 4.どうやって有効だと検証した?
マルクス経済学から生産者になることで、労働力の搾取から解き放たれることを示し、菌に対する体験・経験に基づき、パン作りの哲学が語られている。
 
 5.議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
理念について。読書時に以下のことをメモしていた。『こういう理想の話をされると若干引いてしまう自分がいる。全てを拒否する訳ではないが、そこまでの理想が語れないなぁと。違和感の正体は分からない』。多分自分が理念に対しての理解や納得ができない時には違和感として残るのだと思う。納得する理念なら多分違和感は少ない。←ただ、自分が納得しているからといって一般に納得するものではないかもしれない。人に説明出来る形の納得がしたい。更にはカルトとの切り分けは必要。
 
 6.新しいと思った3点
・人間の感覚に対する職人的な追求。
・『私が言うのもなんだけどさ、モコとヒカルが羨ましいなぁ。毎日すぐ近くで、親と大人が必死で働いている姿を目で見て肌で感じられるんだよ。うちは父親がサラリーマンだったから、どんな仕事してるのか、どんなふうに働いてるのかなんて、ぜんぜん想像もつかなかったもん』
マルクス経済学を引用し、労働者でなくなるためには生産者であれ、と言っていること。
 
B 自分の中での気付き:
 1.この本を通して自分の生活を振り返ると?
労働者でなくなるために生産者であれ、というのは分かりやすかった。何かの価値を生み出すこと、またそれができる専門性の必要性、またその価値を知ってもらい価値を価値として多くの人に認識してもらう必要がある。左のようなことが生産者として考えることなのだと思う。
 
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
 1.この内容を使える場面は?
まずはそもそもとして自分の生活を変えたいと思った。自分の力を蓄えるというか、自分の血肉になるものへの意識を高くしていきたい。運動とか食べるものとか。

【読後レビュー4冊目】[負けを活かす技術][為末 大]

 

負けを生かす技術 (朝日文庫)

負けを生かす技術 (朝日文庫)

 

 本文より。

今は多くの人に、負けや失敗とどう向き合うのか、ということが問われている気がしてならない。負けや失敗は本当に忌み嫌うべきものなのか、ということをきちんと理解しておく必要があると思う。  むしろ人生では、負けや失敗を避けようとするばかりに、逆に失ってしまうものがあるということにも気づいておく必要がある

 

 

A 本の要約:
 1.どんなもの?
為末氏の現役時代・今までで考えていたことのまとめ。目標をどう置くのか、その中での結果とどう向き合うのかというスポーツでも人生でも共通する話。
 
 2.今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
目標→手段のプロセスを著者がどう踏んできたか、具体的な例と問いかけで書かれている。同じ問いかけを自分にする際の参考になると感じた。
 
 3.本文の流れから、要点はどこ?またそのうち技術、手法のキモはどこ?
・失敗という現象がある→『なぜ?』と問いかけて失敗を分析する。
分析の際には、①目標設定が誤っていたのではないか(自分の文脈を無視していたのではないか)②勝利条件が目標に対して不適切だったのではないか、③じゃあ適切は目標と勝利条件はなにか、を考え続けること。
強い自分を作る上で大切にすること。それは自分が弱いということをまず認めて、それを口に出す、オープンにするということだ。そこから、すべては始まる。
『人間は、本質的なことを言うと、弱点の克服は能力の上では可能だが、性質の上では不可能だと僕は思っている。』
・勝つために必要なこと。コントロール出来ない緊張やプレッシャー、周りの期待をなくすことは考えず、うまく付き合う方法を探す。
・人生を活かす選択を考える。いいなと思う瞬間を集めておくこと。それによって自分のやりたいことや志といったものがおぼろげに浮かんでくる。だめなものはだめ、次へ行くというスタンスが大切。
・小さなしあわせを求めること。
『将来の選択肢が増えそうなポジションというものを、いつも意識しておくことが大切だと思う。  中学生や高校生から、勉強することがなぜ大切か、と聞かれて、すぐに答えられるだろうか。いい高校やいい大学に行ったって何が変わるんだ。それでいったいどうするんだ、と思っている中高生たちもいる。  僕は、答えはシンプルだと思っている。世の中には、大学に行かないと就けない職業があるからだ。もっと言えば、一流の大学に行かなければ、就けない職業だってある』
 
 『能力がどのくらいまで伸びたのか、という純粋な好奇心に、自分の勝利条件の軸を置けばいい。同じ土俵で勝負しなくていいのだ。  先にも触れたが、他人との比較である勝負で努力をすることは、実は僕は苦しかった。でも、自分がどこまで行けたのだろう、という好奇心を半分くらい持っていたら、日々新たな自分なりの発見があって、どんどん頑張れた。』
 
『お祭り的な、大興奮するような幸せもあるけれど、実はなんでもない日常の幸せこそ、本当の幸福なのではないか、と。  何かにつけて自分に我慢をさせたり、運動をするというのも、それに近いのではないかと思う。苦しい思いをして運動が終わった後の、あの解放感。この揺らぎをコントロールして、自分らしい生き方に持っていくのが、コツコツとした幸せにつながる気がする』
 
 
 4.どうやって有効だと検証した?
検証はしていない。本人の体験に基づく。
 
 5.議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
自分の特性の話。為末さんは『人をびっくりさせたい』のような能動的な行動原理を持っている。一方で自分は自分で『他人から嫌われたくない』という受動的な行動原理を持っていると思っている。この場合、能動的な行動原理でないと失敗を恐れずにチャレンジするということが出来ない気がした。
←(上の反証)ただ、これは物事の見方次第。『他人から嫌われたくない』≒『他人に好かれたい、楽しんで欲しい』ということなので、『人を楽しませる』とか『居心地のよい状態を作る』みたいなところに着地させればいいのではないかという提案。
 
『どうせ最後は死ぬのだから、と。  その意識は今も持っている。だが、この醒めた気持ちはやがて、どうせ最後は死ぬのだから、今は思いっきりやりたいことをやろう、という気持ちを同時に生み出すことになった』
なぜ最後の発想の転換に至ったのかが知りたい。もしかしたら言語化出来ないものなのかもしれないが。
 
 6.新しいと思った3点
・『明らかな失敗というものは実はない、と確信するに至る。失敗というのは、「失敗した」とそのときに認識している自分がいるに過ぎない。ところが認識している失敗は、実際には、その後の過ごし方でいくらでもそうではないものに変わっていくのである。  本当の失敗や敗北とは、転倒したという結果ではない。転倒したまま起き上がらないこと。』
・成功や目標はかなり抽象的なもので、達成方法はいくつでもある。
・勝利条件の話。
『本当に強い人というのは、「世の中はこういうものさしで動いているけれど、自分の勝負はここだ」と自分で決められる人だ。それを決断できるのが強さだと思うのだ。自分自身がゴールだという基準点があり、そこに向かっていけるのが、強さである。』

 

 
B 自分の中での気付き:
 1.この本を通して自分の生活を振り返ると?
失敗への取り組み方。この本を読んだ時の自分のコメント『失敗した時の立ち直り方が上手い。冷静に自分になにが起こったのかをわかろうとしている。そしてどう対処すれば良いかも考え調べている』これを自分ができるか。
 
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
 1.この内容を使える場面は?
失敗した時に、自分の弱さをハッキリと意識すること。そしてその弱いところを他人に伝えること。能力的に弱さはカバーできるかもしれないが、性質のうえでは克服が難しいということ。なので他人に自分の弱いところを知ってもらい、欲を言えばカバーできる状態にしておくこと。

【読後レビュー3冊目】[就活という窓を通して見えるもの][古市 憲寿, 朝井 リョウ]

 

 

本文より。

読者の中には作家をすごく崇高なものだと思ってくれていて、「一冊でもいいから買って」とか「誰々に帯を書いてもらって嬉しい」というようなことは、幻滅するから言ってほしくないという人もいます。でも、逆にツイッターによって、作家が自作を一冊でも売りたい普通の人間であると知れ渡っていくのはいいことかなと思います。無駄にカッコいいイメージを作らないほうがいいかなと

 

A 本の要約:
 1.どんなもの?
著者2名それぞれの近著を使いながら、就職活動・学生を取り巻く話題が出されるインタビュー。古市は自己の専門からのアプローチをして、朝井が自己体験や小説に乗せている思いなどを語っている。
 
 2.今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
著者のインタビューという形式を取りながら、朝井の就活観とか周りの社会への思いとかを出させているところ。多分年齢が近い古市がいた事によって促進された側面があると思う。
 
 3.技術や手法のキモはどこ?
古市という社会学者兼著者と朝井という著者を会わせ、同年代の持つ感覚の中で対談を行ったこと。
 
 4.どうやって有効だと検証した?
検証はしていない。対談形式のため。
 
 5.議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
採用の選考についての話。時間とお金を賭けてセレクションした割には、毎年使えない新入社員という話題がでる。それは結局採用担当者が上司を納得させるための選考をしているに過ぎないからではないか。学歴・有名コンサルを使っての選考など。現場で必要な部分のチェックが無いから使えない新入社員が毎年生産されるのでは。
 
 6.新しいと思った3点
・「社会関係資本」、つまり自分の周りにどういう人がいるかがすごく大事だと思うんです。極端な話、「すごい人」がどれだけ周囲にいたかで、その人の人生は全く変わってしまう。←これは高校?の頃からか感じていた事だったので、明文化してくれたのは嬉しかった。
・朝井の文化的資本(本人の本に対する蓄積)への考え方『面白いコンテンツを得たければ正規の料金を払うことがベストだったし、手っ取り早かった。そして、限られたお小遣いで何かを買うとなると、かなり悩んで取捨選択するので、選んだものが面白かったら自信になるし、そういうふうに自ら選択したものを自分の中で積み重ねていく行為自体が、自分で何かを作ろうと考えるようになったことに繋がっているんじゃないかと思います。  そう考えると、逆に今のようにいろんなものが無料で手に入る状況は、個人の専門性を形作るうえで妨げになっているのかもしれないです。』
・専門性はその人のいる市場によって左右される。どこに行っても通用する専門性とかあるわけない。もしくはインフレした期待があり、それに応える専門性を持つ人はかなり少ない。
 
 
B 自分の中での気付き:
 1.この本を通して自分の生活を振り返ると?
著者は崇高なものというイメージを取っ払ってほしいといった朝井の発言には納得。結局一人の人であり、同じような悩みを持った同世代の人間だったりする。それを知れただけでも朝井リョウの本を読む意味はあったかもしれない。
 
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
 1.この内容を使える場面は?
専門性への考え方は使える。自分が持っている経験の整理と、いまいる位置・立場の平均的ステータスと、求められる力を考えると、出していける専門性ってあると思う。例えば、SE職のなかでは平均的だったパソコンスキルは、他の集団の中に入ったら相当高レベルかも知れない。逆に言うと仕事に結びつく可能性のある専門性は持っていて損はない。

 

【読後レビュー2冊目】仕事は楽しいかね? デイル ドーテン (著), Dale Dauten (原著), 野津 智子 (翻訳)

 

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

 

 本文より。

人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。

 

 

 

A 本の要約:
  1. どんなもの?
新しいチャレンジを推奨する。特別なことではなく、『昨日とは違う自分になる』という考えのもと、何かをやってみる。
 
  1. 今まで読んだ本と比べてどこがすごい?
チャレンジをする上での方法論の提示。①仕事上のミスを書き出す②問題点を書き出す。自分だけでなく他の人が思ったことでもよい。③仕事に関してやっていることの全てのリストアップ。『あらゆることを変えるには、まず〈あらゆること〉とは何かというリストをつくる必要がある』
 
  1. 技術や手法のキモはどこ?
上記の3つのリストは①から行うのではない。③をまず実施し、やっていることを網羅する。詳細の作業レベルまで落とす。何をしているのかを網羅的に見るためだ。それを毎日でも確認して、新しいアイデアを探る。足りないものは?もっとこうしたほうがいいかもしれない、などの問いを立てながら見る必要がある。②は対処すべき問題を書き出し、『どうすれば解決できるか』を考え(アイデアを出し)、実行に移す。この時大切なのはその問題自体を解決しなくてもいいこと。問題と「仲良く」なり、よりよいメリットを出せれば良い。最後に①のリストへ取り組む。その過ちから何かアイデアが出ないか考えるためだ。その時に大切なのは「ミスして恥ずかしい」という気持ちをなくして客観的に見ること。その為にミスした時にリストへ上げて、時間が経った後にもう一度感情を排して記載を確かめる。
 
  1. どうやって有効だと検証した?
なし。自己啓発本のため、過去の経験と検証に基づくもの。
 
  1. 議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)
3つのリスト作成から具体的な行動までの詳細が語られなかった。問題点がある→解決のために行動する、のモチベーションとか誘引とか。
また、アイデアが出るプロセスについても言及が無かった。そのため、③からアイデアを出すときには、リストを眺める際のフレームワークが必要だと感じた。
 
  1. 新しいと思った3点
・アイデアは降ってくるものではない。アイデアは存在しているがアイデアとして認識できていないだけだ。
・一旦アイデアを出すと、芋づる式にアイデアは出てくる。やってみる→分析する→目的との乖離を探す→やってみるを続けること。
・自分のミスからも成功のためのアイデアを探ろうとする姿勢。ポストイットの発想。
 
 
B 自分の中での気付き:
  1. この本を通して自分の生活を振り返ると?
やっていることの一覧化、問題点の洗い出し、ミスの洗い出しは仕事以外でも必要だなと感じた。これはいつやるかというと、レビューを復活させるのが一番いいと思った。
 
 
C 気づいた結果として起こそうと思う行動:
  1. この内容を使える場面は?
自分のやっていることを振り返る時間が必要だと改めて感じた。レビューの構築を再度行おうと思う。