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Sierから地方公務員へ転じた20代男の戯言

Sier勤務から地方公務員へのジョブチェンジを経て今に至る20代男が、普段考えていること・読んだ本のレビュー等を書き連ねていくブログです。

rockeyy2のプロフィール記事

 このブログを書いています、rockeyy2と申します。

 読書レビューという名の自己満足を数十記事書いた後でアレなのですが、今更ながら自己紹介記事を書こうと思います。

 

  

年代別の出来事

 1990年代  出生。日本海側のど田舎で農家の長男として出生。ど田舎らしく夏は海・冬はスキーで遊ぶ事が多かった。

 2000年台  ど田舎の割には高学歴な友人に囲まれ、高校は進学コース、大学は関西では有名な私大に進学し、経営学について学ぶゼミに所属。

 2010年台  ゼミで出る「企業分析」という非常に難解な課題に立ち向かいつつ、まだリーマン・ショック後の「内定切り」の余波ある時代に就職活動に着手。ギリギリSierへの就職を決める。就職を決めたものの、配属地に馴染めない・疲弊する割に達成感を感じることの難しい仕事を3年で辞め、地方公務員に。

 

rockeyy2の持つ資格

 普通運転免許、基本情報技術者応用情報技術者、FP3級

 

今後のブログ運営方針

 呼んだ本のアウトプットとしての読書レビューや、野球観戦記録、日々かんがえたことをつらつら書いていこうと思います。

 

免責事項など

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会社で新人教育担当(OJT)になった話

 たまにやります、自分の備忘録的に考えたことをつらつら書いて見ようと思います。
 
 

4月になり新人が自分の部へ配属された

 うちの部は20人程度の人数なのですが、そこへ4月に5人の新人が配属されました。うちの係には2名。例年弊社では、半年間はOJTとして先輩社員がつくことになっています。2年目ということで、私が新人1名のOJTの担当になることになりました。

 正直、3年目の先輩が異動し、ベテランの方も前年・前々年にOJT担当をやっていた人が多く、自分がOJTをやることはある程度覚悟していました。割りと心構えは出来ていたので、係長からOJT担当を指名されたときも、やっぱりという気持ちが強かったように思います。

 

これを教えてあげたいと考えていたこと

 仕事を行う上での原理・原則

  →今から行う業務内容はこのような考え方・哲学に基づいて構成されていて、その哲学に基づいて自分たちは仕事をしていく必要があること 公務員っぽいですね。

 

 1年、1ヶ月のスケジュールについて

  →大体の仕事の流れと1年の繁忙期についての説明

 

 仕事をする上での心構え

  →わからないことはすぐに聞いてほしい、でもググってわかることはググってほしい、この領域については誰が有識者かを抑えてほしい、など。

 

実際に教えてあげられたこと

メモをエバーノートに残していたので貼ります。

 ・配属初日に、暇を持て余す新人の話し相手になった

 ・レジュメを作って、仕事の手順・仕事の心構え・仕事のスキルについて伝えた。

 ・定常業務について、必要なものが発生次第、1つずつ教えた。

 ・同行訪問して、訪問の際の雰囲気を感じてもらった。

 

なんで上のようなことを教えてあげたいと思ったか。

 社会人1年目のときの体験が大きいなと感じます。非常に仕事に対して厳しい先輩の元で働きました。怒られる日の方が多かったです。非常に仕事のできる先輩だったので、必然的に後輩である自分たちに求めるハードルも高く、自分の出来なさを痛感して悔しい思いをする日が多かったです。「もう少し早くできないの?」「なんで予定通りの時間に仕事を終えることができなかったの?」という質問を受ける度に、自分の力不足を痛感し、悔しいという以外の感情が出てこないという日々を過ごした思い出があります。

 その先輩の名誉のために言うと、その際に厳しく接してくださったことに対して私は非常に感謝しています。この時に先輩から言われた仕事のハードルやクオリティは今でも自分が仕事をする上での指標になっています。

 このような体験を通じて、同じような悔しい思いを後輩にさせるべきではないな、という思いがありました。同じ思いを後輩にさせるのであれば、自分たちがいる意味が無いなと。自分たちが経験したものを踏まえて、より後輩には簡単に、スムーズに、仕事ができるようになってもらえるようにするのが、先輩として自分が居る意味ではないかと感じたのです。また文化の継承ほど大仰でなくても、組織内での伝えていくべきものは伝えた方が本人のためにはなるだろうとも感じました。

 また副次的にではありますが、自分の知識の確認になるという意味合いもあります。曖昧にやっていた作業でも意味を確認したり、正しい手続きを確認する。また前後の作業や自分の手を離れた後にどうなっているかを考える、伝えることで自分の中でもこれまで1年の仕事の整理や棚卸しが出来るんだろうな、という「自分のため」という部分も多少はあります。

 

今のところの状況

 箇条書きにすると以下のような感じです。

 ・まだまだ定常業務を一人でやれるほどのOJTが出来ていない。まずは1ヶ月のルーチンを経験してもらって、2〜3ヶ月でなんとかまともに一人で定常業務を回せるようになるのではないか

 ・こちらから与えすぎて、新人が吸収しきれないことまで言おうとしてしまうので、注意する。

 ・より相手に考えさせるというか、相手に理解度を確認しながら話をすすめるスタイルがいいかと。

 ・基本的な書類整理が余り得意でないようなので(弊社は紙業務が多く残っております)、整理の方法を伝えて、対処するスピード感を伝えていきたい。

 ・相手の反応としては悪くはない。積極的に聞いてくれるし、自分で考えて理解しようとしているように感じる。

 ・副次的な効果としても書いたが、自分の中で仕事の棚卸しが出来ていることがいい意味で予想外。また、OJTで教えないと行けない時間が一定発生するので、自分の仕事の決断が早くなったように感じる。

 

最後に

 次回いつこのテーマでいつ書くかわかりませんが、5月末には初めてのOJT振り返りがあるようなので、そこで新人から振り返られた内容を踏まえて、何か書くかもしれません。

 
 

20170430JABA京都大会 JR西日本ー日本生命、NTT西日本ーニチダイ

1試合目 JR西日本4ー3日本生命

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 勝ったチームが明日の決勝に進めるとのことで、両チーム戦力戦の様相でした。結果としては9回に相手のエラー、犠飛で3点を奪い逆転したJR西が勝利。この4日間を3勝0敗とし、5/1の準決勝に駒を進めました。

 6回からJR西は加賀美(元DeNA)を投入し、逆転の目を待ち、7回から日本生命は藤井(同志社)で逃げ切りを図る。結果的には9回に藤井が捕まりましたが、加賀美・藤井共に登板した初回は完璧な投球で相手打線を牛耳っていました。

 結果を分けたのは9回の集中力でしょうか。9回表、JR西は先頭打者の代打鳥居が左翼越の2塁打を放ち、打撃妨害(発表が無かったのでわかりませんが恐らく)と犠打で一死2・3塁とすると、代打蔵桝の右翼前適時打で1点差。続く1番春原の1塁線の当たりを日本生命一塁手廣本がトンネルし、2点が入り逆転。併殺でゲームセットが頭をよぎったのだと思いますが、目線が打球より走者に向いてしまったようで・・・。

 一方の日本生命も2死後、2つの四死球を選んで同点・逆転の走者を出すものの、1番神里が加賀美の147㌔の真っ直ぐにバットを空を切りゲームセット。

 この試合、加賀美と藤井の投げ合いを見れただけでも十分価値があったかと。加賀美は真っ直ぐが走り、藤井は外のスライダーが上手く決まって三振・凡打の山でした。最終回に藤井が捕まってしまいましたが、夏の都市対抗・秋の日本選手権に向けて、今後も見たいチームだと思います。 

2試合目 ◯NTT西日本8ー3ニチダイ● ※写真なし

 1試合目で満足しすぎてしまい、少し気が抜けた2試合目。目についたのはNTT西の5番大城。東海大相模で一二三(元阪神)の捕手を努めており、この日は5番で鋭い振りをしていました。また、ニチダイには近大の野瀬がいて、5回途中までパーフェクト投球をしていたNTT西の投手波多野から初安打を放っていました。
 その波多野ですが、5回までに7奪三振。140㌔に迫るまっすぐと130キロ前半のツーシーム?が効果的に決まっており、野瀬に打たれるまでは非常に安心感のあるマウンドさばきでした。走者を出してからバタバタしてしまったのが残念でしたが。

◎この日の収穫

・JR西 投手前元(日本福祉大) 右下手投げ。もう少し球種が増えて、走者を出してもストライクゾーンのきわどいところへ投げられたら、面白い。

・JR西 投手西川(日本福祉大) 1回3回と相手4番にやられて失点したが、独特のフォームから低めの130㌔後半の真っ直ぐと低めのチェンジアップが上手く決まっていた。

日本生命 DH高橋英 2安打2打点。流石4番。

 

次は5/13から始まる京都府高校野球春季大会2次戦を観戦予定。行けるかわかりませんが・・・。

20170427JABA京都大会 大阪ガスーJR東海、日本新薬ーJX−ENEOS

1試合目 大阪ガス0ー2JR東海◯ ※写真なし
 
 2本のソロ本塁打JR東海が完封勝ち。本塁打は中田亮(元中日)、村井(京都学園大)で、中田のは完璧な当たり。インパクトの押し込みが違うなって感じでしたね。一方村井の当たりはきれいに合わせて運んだような印象で、あれが入るのかという感じ。このバッターで2番かと。
 
 どちらかと言うと大ガスの峰下・伊藤諒に期待して見に行ったのですが、JR東海の戸田の投球が良いのか、拙攻なのかあまりいいところはなく。戸田は4回と9回くらいですかね、ピンチというと。牽制死を1つ記録していてフィールディングも良かったように思います。
 
 
2試合目 日本新薬7ー4JX−ENEOSf:id:rockeyy2:20170427113359j:plain

 

 わかさスタジアムでこんな豪華なメンバーの試合を見れたことにまず興奮しました。新薬の1番久保田(平安ー国学院大)、3番田中一(福知山成美九州共立大)、4番大畑(大体大)、ENEOSの2番渡辺(国学院大)、5番山崎錬(慶大)、6番斉賀(愛工大名電)、7番谷田(慶大)。特に同郷ということもあり田中一さんのプレーには手に汗握りました。6回の一時逆転のきっかけを作ったのは田中一さんの粘った末の四球、盗塁ですから。まだまだ現役、頑張ってほしいなぁと思い。

 
 新薬でいうと、久保田の打撃も良かった。3回の同点のきっかけになった右翼への三塁打は、低めを上手く拾っていたようでしたし、スタジアムで常時140㌔中盤を計測していたENEOSの柏原(同志社大)の変化球に上手く反応できていました。前打者の安打→盗塁死からの三塁打なので余計に評価されるかなと。
 
 あと目についたのはENEOSの王道な野球。新薬は足を絡めて、センター返しでというコツコツ点を入れるようなスタンスだったと思うのですが、ENEOSはクリーンアップがデカイの打って走者を返す、というような攻めでしたね。6回までしか見てないので何とも言えませんが、逆に言えば大味っちゃあ大味。先発の柏原も1・2回の投球見ていると、140㌔中盤の真っ直ぐとスラ?フォーク?の落ちる系変化で全く新薬打線手が出ない感じだったのですが、ズルズルと点が入ったような印象で。6回の逆転も四球→盗塁・内野安打→盗塁で2・3塁の前進守備体型から、内野強襲の安打で同点。気がゆるんだのか、そこから右翼へデカイの打たれて逆転、と、主戦を任せられるかというと疑問符ですかね。
 

 正直2試合とも個人的な予想とは反対の結果になり、嬉しいような期待していた選手にもっと活躍してほしかったような複雑な気持ちで球場を後にしました。

 

◎この日の収穫

JR東海 投手戸田 完封勝ちは相手の拙攻に助けられた感もあるが、緩急・打たせて取る投球は秀逸。フィールディングも◯。

JR東海 左翼手秋田(国際武道大) 3番を任され、1安打。それ以上に7回の守備での好捕が良かった。

日本新薬 中堅手久保田 柔らかな打撃。打席での立ち姿も良い。

日本新薬 遊撃手板倉(立正大)遊撃の守備で軽快な動き。捕れなかったが、4回のENEOS谷田のテキサスヒットの追い方が半端じゃなかった。猛然と追っていって最後背面になったところでボールを見失った形だが、守備範囲の広さを感じた。

 

次回は4/30(日)同じくわかさスタジアムにてJABA京都大会4日目を観戦予定です。

【読後レビュー37冊目】他社から引き抜かれる人の仕事術   中山 遼二

 

他社から引き抜かれる人の仕事術

他社から引き抜かれる人の仕事術

 

 

本文より。

シンプルに言うと、あなた自身の仕事の成果を誰かが認めたから起こるのです。  これを他社から引き抜かれるプロセスと呼びます。具体的には、  【第1段階】目の前の業務で成果を出す  【第2段階】その成果をまわりの人に知ってもらう  【第3段階】「こいつと一緒に仕事がしたい」と思ってもらう  という3段階なのです。  この3つの段階をクリアした結果、初めて「引き抜かれること」ができるのです

 

 

本の要約:

どんなもの?

 その名前の通り、ヘッドハンティングされるほど仕事の出来る人になるために身につけるべきスキルについて書かれた本書。それら93のスキルは9つの領域に分類されている。 

まずは、成果を思い切り出すために必要である、知識も小技も身につける、成果にこだわる、体調・時間・お金の管理を徹底する、という3つ。  続いて、成果を知ってもらうために必要な、情報収集・発信に長けている、魅せ方にもこだわる、という2つ。  最後に周囲の人の気持ちを動かし、チャンスをつかむために必要な、キャリアを描き、チャンスをつかむ、視点を高く持つ、人間に向き合う、心を平穏に保つ、という、という4つ

 

 それぞれのスキルについて具体的な例を踏まえて述べられている。

 
 

新しいと思った3点

とにかくピンチのときほど、焦らずゆっくり動くということ。ゆっくりうなずき、ゆっくり話す……などと、どの動作もとにかくゆっくりするのだそうです。何があってもまず深呼吸をし、周囲を見渡す。そして熟慮してからゆっくり動く。その動作を一つ入れることで自身が落ち着きます。落ち着くために判断ミスが減り、周囲にも悪影響が伝播することなく、また安定感があるようにも見えます

もちろん、自分のテンションを上げることは重要なことですが、それは二番目に。まずはまわりの人間への影響を考えること。その影響の先には、クライアント、お客さん、同僚、あなたを取りまく人すべてがあります。まわりが気持ちいい状況を見た目一つで作る。それができていれば、まわりまわってあなたに利が返ってくるものです

他社から引き抜かれた後に仕事に定着できている人とそうでない人との差で顕著だったのが、キャリアをプライベートの生活を含めて考えているかどうか。特に、定着できている男性の多くが、働くペースやその時期をプライベートの状態を勘案してまで思い描いていました。次のキャリアはこれをやりたい、とだけ漠然と描くのではなく、「次のキャリアでは結婚はするがまだ子供は作らず、深夜までしっかり働いても大丈夫なようにしよう」と自分の送るライフスタイルにしっかり照らし合わせ、キャリアを考えているのです

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 この本で紹介されているスキルは「既に仕事の形が決まっている組織(≒大企業など)から引き抜かれる」ためのものだと感じた。確かに定型化されている仕事や、特定取引先との営業活動が主な仕事などは本書のスキルが有用で、引き抜かれるために必要だと感じる。

 だが、新たな価値を生み出す仕事や、そもそも仕事を作る仕事はどうだろう?

 

どうやら今後は、ますます仕事は与えられるのではなく、自ら作る時代になっていくように思われます。

 

この記事で紹介されている堀江貴文氏の著書では、自分で仕事を作る人のメソッドとして、以下5つが挙げられている。

≪逆転の仕事論が提示する5のメソッド≫
・目標から逆算はせず、今だけに集中する。
・常識にとらわれず、まっさらな目で見る。
・遊びと仕事の境目をなくす。
・皮膚感覚で違和感を感じる仕事は捨てる

・失敗を恐れず、ひとつの場所に固執しない。

 

 

 そもそも、自分で仕事を作る人には「自分の仕事」という領域が存在しない。これはまだ何も自分が仕事を行っていないということでもあるし、逆に自分はどんなことでも仕事にできる≒価値を生み出していける、ということである。

 本書とはまた別の考え方で仕事をする人もいるし、今後もしかしたら増えるかもしれないということだ。

 

自分はどうするのか

 

 自分は少なくとも、今の仕事をする限りは本書のスキルを磨いていかなければいけない。実際に引き抜かれたいかどうかは別にして、本書のスキルを磨いたほうがうまく仕事が進みそうだし、その結果早く帰ることが出来る可能性が高いと感じるからだ。

 

 さらに自分の裁量が大きい今の業務では、一部の業務時間で「自分の仕事を作る」時間を取れると感じる。セルフ「20%ルール」ですね。

www.nikkeibp.co.jp

 

 今の業務効率化や、現在業務のマニュアルの作成、後輩指導のための◯◯、など。

 

 やりたいことを「本当にやりたいのか」「どんな方法でやるのか」と、じっくり考える時間に使ってもいい。

umenon.com

 

 

前向きに仕事について考える事ができた、という意味でこの読書に意味はあったのかなと感じる。

 
 
それでは。
 
 

【読後レビュー36冊目】言える、伝わる、仕事が進む! アサーティブ_「自己主張」の技術  大串亜由美

 

アサーティブ―「自己主張」の技術 (PHPビジネス新書)

アサーティブ―「自己主張」の技術 (PHPビジネス新書)

 

 

 
本文より。
 

どちらにもメリットがあり、どちらにも不満・不服・モヤモヤが残らない。だから明日も笑顔で握手ができる。協調的で発展的な関係を築き、相手から気持ちよく『YES』をもらう――これが、アサーティブ・コミュニケーションのゴールです

 

 

 

本の要約:

どんなもの?

 仕事術としてのアサーティブ・コミュニケーションの方法が記載されている。アサーティブ・コミュニケーションが目指すところは上記の本文からの言葉に集約される。その為に、「メリットもデメリットも包み隠さず伝える」、「ちゃんと相手の話を聞く」「断ることの勇気」、「長期的なメリットを見据える」といった項目が紹介されている。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 例えば、営業職の人で現代でもゴリ押しの営業をする人は少ないのではないか。長期的な関係を想定すれば、相手の信頼を勝ち取ることは継続的な営業成績につながる。

 その背景には、もう突出的な製品は排出しにくくなっている現状があるのではないだろうか。製品としての差別化が測れないのであれば、他の部分で評価をするしか無い。営業担当の人の良さや気に入ってもらえるというのは、製品が売れるための重要なファクターになっている。

 そのような現状に照らすと、この本の有用性が理解できるのではないかと思う。

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 一方で、本書で提唱されるのはテクニックであり、外部との競争にさらされるような営業職においては、コモディティ化する危険性が非常に高い。コモディティ化するということは、製品の差別化がなくなり、営業マンの間でも差がなくなってしまうということだ。

 外部とのコミュニケーションにおいては上記のように意味がなくなってしまう可能性があるが、内部的なコミュニケーション、つまり社内営業としてのコミュニケーションでは大きく意味があるのではないだろうか。基本的には社内の社員同士は共通の目標を持つ仲間である(出世競争となると話は別だが)。共通の目標を持つ仲間同士の円滑なコミュニケーションを持つことは、企業の成長につながり、個々の仕事上の満足度向上にもつながる。

 
 

新しいと思った3点

「どうしたら、こういうミスをなくせると思う?」  こう聞かれたら、ミスの原因をアレコレ並べるだけでなく、「だから、こうすればミスをなくせると思う」という前向きな話ができます。部下にとっても、ミスが減れば仕事をスムーズに進められるし、上司や周囲からの評価も上がる。自分にメリットのある話だから〝聞ける〟し、それを仕事に活かそうという気にもなれる

そもそもコミュニケーションの狙いは、自分が相手にとってもらいたい行動を、とってくれるように相手を動かすこと。特にビジネスの場合は「自分は、この人に何をしてもらいたいのか」をはっきりさせて会話に臨むことが大切です

状況が読めないなら、声に出して確認しましょう。 「別の目線での意見があるんですけど、今、話したほうがいいですか? それとも、あとのほうがいいですか?」 「あとにして」と言われたら「わかりました」と言って、あとにします。「せっかくだから聞かせて」と言われたら、簡潔に伝えましょう。「迷惑かなぁ……どうかなぁ」なんて、いくら考えてもわかりません

 
 
 

【読後レビュー35冊目】イチロー89の言葉 児玉 光雄

 

イチロー89の言葉 (知的生きかた文庫)

イチロー89の言葉 (知的生きかた文庫)

 

 

本文より。

他のほとんどのバッターは、練習ケージでの練習だけが、準備のすべてだと錯覚している。本当の準備とは、道具の扱いから健康管理まで、日々やることすべてを言う。仕事でも趣味でも、普段のすべてが本番につながると、とらえよう。     今日したことが、本番に影響すると意識する

 

どんなもの?

 プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを行っている筆者が、イチローの言葉を通じて、ビジネスマンの仕事の取り組み方やメンタルの持ちようを述べている。良い準備の方法、プレッシャーを力に変える、などイチローがインタビューで語っていることを筆者が解説し、一般人はどこから学べばいいのかを記載している。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 私が気になったのは、「準備の大切さ」、「プレッシャーとの付き合い方」、「初心を忘れない」というキーワードである。それぞれ気になった本文を抜粋する。

要するに、〝準備〟というのは、 言い訳の材料となりうるものを、 排除していく、そのために考えうるすべてのことを、 こなしていくということですね

同じルーティンワークをしていても、成長できる人とできない人の差は、「結果に違いをもたらすカギに気づけるかどうか」にある。そしてまた、その「違いをもたらすカギを深く追求することを、やりがいに思っているかどうか」にある

練習をやって、それが違うということがわかることと、 教えてもらってわかったような気持ちになるのとでは、 まったく意味が違うと思うんですね。 それが自分でやって得たものであれば、 そのあとどれだけでも可能性が広がる。 でも頭で理解しただけ、先生に教わっただけのものであれば、 そこに深みみたいなものは出てこないですよ

プレッシャーをエネルギーに変えるには、プレッシャーを減らすという発想をするのではなく、より高いレベルのプレッシャーをかけるという発想をして仕事と格闘すれば、いい効果が高い。  なぜなら、普段どおりでいられなくなるくらいの緊迫感が、私たちの知覚レベルを最高に高め、ハイレベルの危機管理意識を目覚めさせるからだ

どこまで過大なプレッシャーを抱え込めるか、可能なかぎりプレッシャーを抱えて本番に楽しんで挑もう。  それを繰り返していくうちに、逆にプレッシャーをかけなければ、本当の力が発揮できないことに気づくようになる

「『初心を忘れるな』って言いますけど、やっぱり大事なことなんですよ、  初心を忘れないことっていうのは。  でもやっぱり、初心でプレーしてはいけないんです。  ちゃんと最初のときの気持ちは覚えているけど、成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレーしなくてはいけないんで

ビジネスパーソンだって同じ危険を抱えている。毎日、お客さんに会う、毎日、経理上の問題を解決する、毎日、原稿と向き合う……。経験を活かしつつ初心を忘れないことで、仕事はますます極められる

 

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 特に上記の「プレッシャーとの付き合い方」についてである。最近の働き方のニュースを見ていると、「プレッシャーに潰される」という事例が大きく取り上げられ、「プレッシャーと付き合う」という発想は希薄なような気がする。
 
 上記の記事も「頑張りすぎない」という点に力点が置かれている。ただ、この本にも書かれているように、頑張りすぎないだけでは片手落ちだと私は考える。正しくは、「プレッシャーを感じつつも、自分はどこまで出来るかを試し、身体・精神的な問題を抱え層になった場合は適切に休む」ということだと思う。初めから諦めていては出来ることも出来ないと考えるからだ。
 
 留意しないといけないことは為末氏も語っていたように、「登る山を間違えないこと」だろう。
 
 目的を持って行動することは大切だが、その目的と今自分が頑張っている方法は果たしてリンクしているだろうか。もっと効果的な方法はないだろうかと常に模索することだ。模索する中で、「今自分がやっていることより効果的な方法がある」「今自分が感じているプレッシャーは不要なものだ」と感じることができれば、上手くプレッシャーによるストレスを転嫁する・昇華することができるのではないだろうか。