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Sierから地方公務員へ転じた20代男の戯言

Sier勤務から地方公務員へのジョブチェンジを経て今に至る20代男が、普段考えていること・読んだ本のレビュー等を書き連ねていくブログです。

20170427JABA京都大会 大阪ガスーJR東海、日本新薬ーJX−ENEOS

1試合目 大阪ガス0ー2JR東海◯ ※写真なし
 
 2本のソロ本塁打JR東海が完封勝ち。本塁打は中田亮(元中日)、村井(京都学園大)で、中田のは完璧な当たり。インパクトの押し込みが違うなって感じでしたね。一方村井の当たりはきれいに合わせて運んだような印象で、あれが入るのかという感じ。このバッターで2番かと。
 
 どちらかと言うと大ガスの峰下・伊藤諒に期待して見に行ったのですが、JR東海の戸田の投球が良いのか、拙攻なのかあまりいいところはなく。戸田は4回と9回くらいですかね、ピンチというと。牽制死を1つ記録していてフィールディングも良かったように思います。
 
 
2試合目 日本新薬7ー4JX−ENEOSf:id:rockeyy2:20170427113359j:plain

 

 わかさスタジアムでこんな豪華なメンバーの試合を見れたことにまず興奮しました。新薬の1番久保田(平安ー国学院大)、3番田中一(福知山成美九州共立大)、4番大畑(大体大)、ENEOSの2番渡辺(国学院大)、5番山崎錬(慶大)、6番斉賀(愛工大名電)、7番谷田(慶大)。特に同郷ということもあり田中一さんのプレーには手に汗握りました。6回の一時逆転のきっかけを作ったのは田中一さんの粘った末の四球、盗塁ですから。まだまだ現役、頑張ってほしいなぁと思い。

 
 新薬でいうと、久保田の打撃も良かった。3回の同点のきっかけになった右翼への三塁打は、低めを上手く拾っていたようでしたし、スタジアムで常時140㌔中盤を計測していたENEOSの柏原(同志社大)の変化球に上手く反応できていました。前打者の安打→盗塁死からの三塁打なので余計に評価されるかなと。
 
 あと目についたのはENEOSの王道な野球。新薬は足を絡めて、センター返しでというコツコツ点を入れるようなスタンスだったと思うのですが、ENEOSはクリーンアップがデカイの打って走者を返す、というような攻めでしたね。6回までしか見てないので何とも言えませんが、逆に言えば大味っちゃあ大味。先発の柏原も1・2回の投球見ていると、140㌔中盤の真っ直ぐとスラ?フォーク?の落ちる系変化で全く新薬打線手が出ない感じだったのですが、ズルズルと点が入ったような印象で。6回の逆転も四球→盗塁・内野安打→盗塁で2・3塁の前進守備体型から、内野強襲の安打で同点。気がゆるんだのか、そこから右翼へデカイの打たれて逆転、と、主戦を任せられるかというと疑問符ですかね。
 

 正直2試合とも個人的な予想とは反対の結果になり、嬉しいような期待していた選手にもっと活躍してほしかったような複雑な気持ちで球場を後にしました。

 

◎この日の収穫

JR東海 投手戸田 完封勝ちは相手の拙攻に助けられた感もあるが、緩急・打たせて取る投球は秀逸。フィールディングも◯。

JR東海 左翼手秋田(国際武道大) 3番を任され、1安打。それ以上に7回の守備での好捕が良かった。

日本新薬 中堅手久保田 柔らかな打撃。打席での立ち姿も良い。

日本新薬 遊撃手板倉(立正大)遊撃の守備で軽快な動き。捕れなかったが、4回のENEOS谷田のテキサスヒットの追い方が半端じゃなかった。猛然と追っていって最後背面になったところでボールを見失った形だが、守備範囲の広さを感じた。

 

次回は4/30(日)同じくわかさスタジアムにてJABA京都大会4日目を観戦予定です。

【読後レビュー37冊目】他社から引き抜かれる人の仕事術   中山 遼二

 

他社から引き抜かれる人の仕事術

他社から引き抜かれる人の仕事術

 

 

本文より。

シンプルに言うと、あなた自身の仕事の成果を誰かが認めたから起こるのです。  これを他社から引き抜かれるプロセスと呼びます。具体的には、  【第1段階】目の前の業務で成果を出す  【第2段階】その成果をまわりの人に知ってもらう  【第3段階】「こいつと一緒に仕事がしたい」と思ってもらう  という3段階なのです。  この3つの段階をクリアした結果、初めて「引き抜かれること」ができるのです

 

 

本の要約:

どんなもの?

 その名前の通り、ヘッドハンティングされるほど仕事の出来る人になるために身につけるべきスキルについて書かれた本書。それら93のスキルは9つの領域に分類されている。 

まずは、成果を思い切り出すために必要である、知識も小技も身につける、成果にこだわる、体調・時間・お金の管理を徹底する、という3つ。  続いて、成果を知ってもらうために必要な、情報収集・発信に長けている、魅せ方にもこだわる、という2つ。  最後に周囲の人の気持ちを動かし、チャンスをつかむために必要な、キャリアを描き、チャンスをつかむ、視点を高く持つ、人間に向き合う、心を平穏に保つ、という、という4つ

 

 それぞれのスキルについて具体的な例を踏まえて述べられている。

 
 

新しいと思った3点

とにかくピンチのときほど、焦らずゆっくり動くということ。ゆっくりうなずき、ゆっくり話す……などと、どの動作もとにかくゆっくりするのだそうです。何があってもまず深呼吸をし、周囲を見渡す。そして熟慮してからゆっくり動く。その動作を一つ入れることで自身が落ち着きます。落ち着くために判断ミスが減り、周囲にも悪影響が伝播することなく、また安定感があるようにも見えます

もちろん、自分のテンションを上げることは重要なことですが、それは二番目に。まずはまわりの人間への影響を考えること。その影響の先には、クライアント、お客さん、同僚、あなたを取りまく人すべてがあります。まわりが気持ちいい状況を見た目一つで作る。それができていれば、まわりまわってあなたに利が返ってくるものです

他社から引き抜かれた後に仕事に定着できている人とそうでない人との差で顕著だったのが、キャリアをプライベートの生活を含めて考えているかどうか。特に、定着できている男性の多くが、働くペースやその時期をプライベートの状態を勘案してまで思い描いていました。次のキャリアはこれをやりたい、とだけ漠然と描くのではなく、「次のキャリアでは結婚はするがまだ子供は作らず、深夜までしっかり働いても大丈夫なようにしよう」と自分の送るライフスタイルにしっかり照らし合わせ、キャリアを考えているのです

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 この本で紹介されているスキルは「既に仕事の形が決まっている組織(≒大企業など)から引き抜かれる」ためのものだと感じた。確かに定型化されている仕事や、特定取引先との営業活動が主な仕事などは本書のスキルが有用で、引き抜かれるために必要だと感じる。

 だが、新たな価値を生み出す仕事や、そもそも仕事を作る仕事はどうだろう?

 

どうやら今後は、ますます仕事は与えられるのではなく、自ら作る時代になっていくように思われます。

 

この記事で紹介されている堀江貴文氏の著書では、自分で仕事を作る人のメソッドとして、以下5つが挙げられている。

≪逆転の仕事論が提示する5のメソッド≫
・目標から逆算はせず、今だけに集中する。
・常識にとらわれず、まっさらな目で見る。
・遊びと仕事の境目をなくす。
・皮膚感覚で違和感を感じる仕事は捨てる

・失敗を恐れず、ひとつの場所に固執しない。

 

 

 そもそも、自分で仕事を作る人には「自分の仕事」という領域が存在しない。これはまだ何も自分が仕事を行っていないということでもあるし、逆に自分はどんなことでも仕事にできる≒価値を生み出していける、ということである。

 本書とはまた別の考え方で仕事をする人もいるし、今後もしかしたら増えるかもしれないということだ。

 

自分はどうするのか

 

 自分は少なくとも、今の仕事をする限りは本書のスキルを磨いていかなければいけない。実際に引き抜かれたいかどうかは別にして、本書のスキルを磨いたほうがうまく仕事が進みそうだし、その結果早く帰ることが出来る可能性が高いと感じるからだ。

 

 さらに自分の裁量が大きい今の業務では、一部の業務時間で「自分の仕事を作る」時間を取れると感じる。セルフ「20%ルール」ですね。

www.nikkeibp.co.jp

 

 今の業務効率化や、現在業務のマニュアルの作成、後輩指導のための◯◯、など。

 

 やりたいことを「本当にやりたいのか」「どんな方法でやるのか」と、じっくり考える時間に使ってもいい。

umenon.com

 

 

前向きに仕事について考える事ができた、という意味でこの読書に意味はあったのかなと感じる。

 
 
それでは。
 
 

【読後レビュー36冊目】言える、伝わる、仕事が進む! アサーティブ_「自己主張」の技術  大串亜由美

 

アサーティブ―「自己主張」の技術 (PHPビジネス新書)

アサーティブ―「自己主張」の技術 (PHPビジネス新書)

 

 

 
本文より。
 

どちらにもメリットがあり、どちらにも不満・不服・モヤモヤが残らない。だから明日も笑顔で握手ができる。協調的で発展的な関係を築き、相手から気持ちよく『YES』をもらう――これが、アサーティブ・コミュニケーションのゴールです

 

 

 

本の要約:

どんなもの?

 仕事術としてのアサーティブ・コミュニケーションの方法が記載されている。アサーティブ・コミュニケーションが目指すところは上記の本文からの言葉に集約される。その為に、「メリットもデメリットも包み隠さず伝える」、「ちゃんと相手の話を聞く」「断ることの勇気」、「長期的なメリットを見据える」といった項目が紹介されている。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 例えば、営業職の人で現代でもゴリ押しの営業をする人は少ないのではないか。長期的な関係を想定すれば、相手の信頼を勝ち取ることは継続的な営業成績につながる。

 その背景には、もう突出的な製品は排出しにくくなっている現状があるのではないだろうか。製品としての差別化が測れないのであれば、他の部分で評価をするしか無い。営業担当の人の良さや気に入ってもらえるというのは、製品が売れるための重要なファクターになっている。

 そのような現状に照らすと、この本の有用性が理解できるのではないかと思う。

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 一方で、本書で提唱されるのはテクニックであり、外部との競争にさらされるような営業職においては、コモディティ化する危険性が非常に高い。コモディティ化するということは、製品の差別化がなくなり、営業マンの間でも差がなくなってしまうということだ。

 外部とのコミュニケーションにおいては上記のように意味がなくなってしまう可能性があるが、内部的なコミュニケーション、つまり社内営業としてのコミュニケーションでは大きく意味があるのではないだろうか。基本的には社内の社員同士は共通の目標を持つ仲間である(出世競争となると話は別だが)。共通の目標を持つ仲間同士の円滑なコミュニケーションを持つことは、企業の成長につながり、個々の仕事上の満足度向上にもつながる。

 
 

新しいと思った3点

「どうしたら、こういうミスをなくせると思う?」  こう聞かれたら、ミスの原因をアレコレ並べるだけでなく、「だから、こうすればミスをなくせると思う」という前向きな話ができます。部下にとっても、ミスが減れば仕事をスムーズに進められるし、上司や周囲からの評価も上がる。自分にメリットのある話だから〝聞ける〟し、それを仕事に活かそうという気にもなれる

そもそもコミュニケーションの狙いは、自分が相手にとってもらいたい行動を、とってくれるように相手を動かすこと。特にビジネスの場合は「自分は、この人に何をしてもらいたいのか」をはっきりさせて会話に臨むことが大切です

状況が読めないなら、声に出して確認しましょう。 「別の目線での意見があるんですけど、今、話したほうがいいですか? それとも、あとのほうがいいですか?」 「あとにして」と言われたら「わかりました」と言って、あとにします。「せっかくだから聞かせて」と言われたら、簡潔に伝えましょう。「迷惑かなぁ……どうかなぁ」なんて、いくら考えてもわかりません

 
 
 

【読後レビュー35冊目】イチロー89の言葉 児玉 光雄

 

イチロー89の言葉 (知的生きかた文庫)

イチロー89の言葉 (知的生きかた文庫)

 

 

本文より。

他のほとんどのバッターは、練習ケージでの練習だけが、準備のすべてだと錯覚している。本当の準備とは、道具の扱いから健康管理まで、日々やることすべてを言う。仕事でも趣味でも、普段のすべてが本番につながると、とらえよう。     今日したことが、本番に影響すると意識する

 

どんなもの?

 プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを行っている筆者が、イチローの言葉を通じて、ビジネスマンの仕事の取り組み方やメンタルの持ちようを述べている。良い準備の方法、プレッシャーを力に変える、などイチローがインタビューで語っていることを筆者が解説し、一般人はどこから学べばいいのかを記載している。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 私が気になったのは、「準備の大切さ」、「プレッシャーとの付き合い方」、「初心を忘れない」というキーワードである。それぞれ気になった本文を抜粋する。

要するに、〝準備〟というのは、 言い訳の材料となりうるものを、 排除していく、そのために考えうるすべてのことを、 こなしていくということですね

同じルーティンワークをしていても、成長できる人とできない人の差は、「結果に違いをもたらすカギに気づけるかどうか」にある。そしてまた、その「違いをもたらすカギを深く追求することを、やりがいに思っているかどうか」にある

練習をやって、それが違うということがわかることと、 教えてもらってわかったような気持ちになるのとでは、 まったく意味が違うと思うんですね。 それが自分でやって得たものであれば、 そのあとどれだけでも可能性が広がる。 でも頭で理解しただけ、先生に教わっただけのものであれば、 そこに深みみたいなものは出てこないですよ

プレッシャーをエネルギーに変えるには、プレッシャーを減らすという発想をするのではなく、より高いレベルのプレッシャーをかけるという発想をして仕事と格闘すれば、いい効果が高い。  なぜなら、普段どおりでいられなくなるくらいの緊迫感が、私たちの知覚レベルを最高に高め、ハイレベルの危機管理意識を目覚めさせるからだ

どこまで過大なプレッシャーを抱え込めるか、可能なかぎりプレッシャーを抱えて本番に楽しんで挑もう。  それを繰り返していくうちに、逆にプレッシャーをかけなければ、本当の力が発揮できないことに気づくようになる

「『初心を忘れるな』って言いますけど、やっぱり大事なことなんですよ、  初心を忘れないことっていうのは。  でもやっぱり、初心でプレーしてはいけないんです。  ちゃんと最初のときの気持ちは覚えているけど、成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレーしなくてはいけないんで

ビジネスパーソンだって同じ危険を抱えている。毎日、お客さんに会う、毎日、経理上の問題を解決する、毎日、原稿と向き合う……。経験を活かしつつ初心を忘れないことで、仕事はますます極められる

 

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 特に上記の「プレッシャーとの付き合い方」についてである。最近の働き方のニュースを見ていると、「プレッシャーに潰される」という事例が大きく取り上げられ、「プレッシャーと付き合う」という発想は希薄なような気がする。
 
 上記の記事も「頑張りすぎない」という点に力点が置かれている。ただ、この本にも書かれているように、頑張りすぎないだけでは片手落ちだと私は考える。正しくは、「プレッシャーを感じつつも、自分はどこまで出来るかを試し、身体・精神的な問題を抱え層になった場合は適切に休む」ということだと思う。初めから諦めていては出来ることも出来ないと考えるからだ。
 
 留意しないといけないことは為末氏も語っていたように、「登る山を間違えないこと」だろう。
 
 目的を持って行動することは大切だが、その目的と今自分が頑張っている方法は果たしてリンクしているだろうか。もっと効果的な方法はないだろうかと常に模索することだ。模索する中で、「今自分がやっていることより効果的な方法がある」「今自分が感じているプレッシャーは不要なものだ」と感じることができれば、上手くプレッシャーによるストレスを転嫁する・昇華することができるのではないだろうか。
 
 

【読後レビュー34冊目】TIME HACKS! 小山 龍介

 
本文より。
 
1日は、確かに24時間しかありません。これはみな平等だと思っています。しかしこれはニュートン時間。実際には、この24時間をものすごい濃度で過ごしている人もいれば、無為に過ごしている人もいる。この時間の濃度や効率を考えると、24時間は、2倍にも3倍にも格差が出てくるはずです。

どんなもの?

 ライフハック本の先駆け的な1冊。時間管理の方法を述べているのだが、基本的には「時間短縮=やる気の向上、維持」であるということを述べている。自分のやる気を向上・維持するために環境をコントロールすること、自分の気持ちを高める方法について述べられている。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 筆者の経験から本書を記述していると思われるのだが、だからこそかなり細かく実体験に基づいているであろうレベルまで具体的に記述がある。どうすれば時間短縮が出来るか、自分のやる気を出せるか、ということに踏み込んでいる。

 
 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 筆者の経験から書いているということは一般性があるかと言う点では疑問が残るということだ。だた、筆者は文中でこのようにも書いている。

ここでご紹介したのはあくまで、私自身のパターン。みなさん個人個人で、さまざまなパターンがあると思います。それをぜひ、パターン表にして机の目に見えるところに貼ってみてください。  パターンを作るときのポイントは、パターン化する部分としない部分を分けておくことです。あまりにパターン化しすぎると、融通がきかなくなりますし、パターンから外れることが常態化してしまうことにもつながります。多少「いい加減」にやっていくのが長続きのコツ 

 

 結局は筆者のやり方を参考にしながら、自分にあった方法を取り入れていくしかないということだ。

 

新しいと思った3点

・毎週月曜日の午前中は1週間のスケジューリングをする。この時間の取り組み方で1週間の忙しさ・慌ただしさが変わる。

・人が一日の中で本当に集中できるのは2時間程度。その時間を一日の中のどこに持っていくか。その時間にやってはいけないのは事務的な経費計算・形式的な打ち合わせ・ネットサーフィンの3つ。

・集中力を爆発的に発揮する、クリエイティブな作業をするためには何もやらない時間を敢えてもうけることが大切。

 
 

気づいた結果として起こそうと思う行動:

この内容を使える場面は?

 月曜日の午前中は1週間のスケジューリングの時間というのは取り入れていこうと思う。細かな時間単位・タスク単位のスケジューリングが出来るわけではないだろうから、「電算を取り組む」「訪問・記録を頑張る」「書類作成をする」などの単位で午前・午後くらいでざっくりのスケジュールを立てればいいと感じた。

 

【読後レビュー33冊目】だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦 高橋 博之

 

だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦

だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦

 

 

本文より。
 

今、都会に住む人の多くは、仕事でのエンドユーザーや受益者の顔が見えずに、やりがいや生きがいを感じられなくなっている。稼ぎは良くても、「なんだかつまらない」、「何かが足りない」と感じながら生きている人が多い。  よく考えれば、地球の裏側の誰かの不幸のうえに自分の仕事が成り立っていることに気づくこともある。しかし、家族を養っていかなければならないと、そうした事実に目を向けず、やり過ごしている。実際、その仕事のサービスで助かる人、喜ぶ人もいる。しかし、どこかで後ろめたさも感じている人は少なくない。

 

本の要約:

どんなもの?

 東北で「食べる通信」という作り手のインタビューの乗った「食べ物付き」定期購読誌を創刊した筆者が、つくり手と消費者をつなげる活動に至った経緯ややっていく中での苦悩を描いたもの。

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 筆者は食を通じて、今の日本人にとっての「足りない何か」を埋めるためのこの活動を行っている。よくある言葉で言うのであれば、「精神的な充足」であったり、「やりがい・つながり」であったり、「自分のやりたいこと」だったり。2枚めの名刺を持つという言葉は昔からあるが、金銭的な充実とはまた別の、精神的な充実を・満足を得るために行動する人がいる。まだ見ぬ誰かに「助かった」「ありがとう」と言われることをやりたいと思っている人がいる。これを農家と消費者という両者に当てはめたのが「食べる通信」だ。

 簡単に食べる通信の内容を紹介すると、

スーパーなどで購入できる品は、そのほとんどが、調理しやすいようカットや下処理がなされ、きれいにパックされたものだ。そうなると工業製品と変わりないモノになってしまう。モノとして左から右に流してきた食材を、〝命〟として生産者から消費者にリレーしたいと、私は考えていた。  だからこそ、消費者から見えなくなってしまった食べものの裏側やプロセスを見せたいと『東北食べる通信』を始めた。

 スタートはこのような動機だった。これを見ると、生産者と消費者をつなげる、というレイヤーでの発想だったと考えられる。その後、筆者はさらに考えを進めている。

 

『東北食べる通信』は、毎月異なる生産者を取り上げる定期購読サービスだ。読者は東北各地の生産者の人生を知り、その食べ物をいただき、交流を通じて月に一度食と向き合うことができる。 私たちは、これを生産者と消費者の「お見合いの場」と位置づけ、「これは」という人を見つけたら、「結婚」してほしいと思っている。本当に結婚するという意味ではない。ひとりの農家、漁師と、より継続的な関係性を築いてもらいたいのだ

そう考えて、私たちが興味を持ったのが、CSA(Community Supported Agriculture)だ。直訳すれば「コミュニティに支えられる農業」。生産者がそれぞれ会員ネットワークを持つ生産物流通のしくみだ

日本ではまだ聞き慣れない言葉であるCSAは、アメリカではすでに一般へと広まっている。  その始まりは、『CSA地域支援型農業の可能性─アメリカ版地産地消の成果』(家の光協会)によれば、1985年にアメリカ・マサチューセッツ州の「インディアンラインファーム」で〝経費のシェアと収穫のシェア〟という概念を理解してもらうためにプロジェクトが立ち上がり、「CSA」と名付けられたこととある。翌年、会員に初めて収穫物がシェアされ、その後1990年代からネットワーク化されて、一気に全米へと広まっていったのだ

また、ヨーロッパでもCSAは普及している。フランスではAMAP(Associations pour le Maintien de l'Agriculture Paysanne)、イタリアではGAS(Gruppo di acquisto solidale)と名前は変わるが、地域の生産者と消費者がグループとなり、有機作物や環境負荷の少ないものを生産し、それを共同購入する市民グループの活動が1990年代から始まり、広がりを見せている

こまで欧米で広がってきたCSAの中身に触れてきたが、私が目指すのはより生産者と消費者の「関係性」を重視したものだ。日本でのCSAは、新鮮で安心な食材を提供する手段としてだけでなく、都市と地方を有機的につなげていく手段にしたいと考えた。

 

 

 

ここまで読むと、一種の地域コミュニティ論のようにも思える。どのように地域コミュニティの形成を行っていくか、という課題に、都市と地方の融合の方法として一石を投じるのではないだろうか。

 
 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 正直、筆者が行っているような活動はまだまだアーリーアダプターの時期に当たるものだと考えられる。また筆者も文中で語っているように、人数を多くすればいいものではない。その分コミュニティの密度が減少するからだ。こういった活動全般に言えるのだが、どうやって継続的に顧客を得ていくか。誰を取り込んでいくのかというのが今後のマーケティング的な課題だと思う。

 
 

新しいと思った3点

消費社会は、自分ごと化しにくい社会でもあるのだ。課題解決すら買ってしまう。たとえば、親の介護や子育ても、今や貨幣でサービスを買っている。もはや消費社会で、貨幣で買えないものがないと言ってもいいだろう。何でも貨幣でサービスを購入することで課題解決していくと、周りにある自然や他人と自分の命や課題がどう関わってるのかが見えづらくなってしまう。お金で解決する暮らしは確かに快適で便利だが、当事者意識を持てず、どうしても他人ごとになってしまう
世の中へのインパクトは「全国展開」の4文字がブレークスルーとなった。  つくる人と食べる人の乖離が生み出す課題は、東北に限らず全国共通だ。北は北海道から南は沖縄まで、各地で『食べる通信』が生まれたらどうなるだろう。 『東北食べる通信』は1500人で打ち止めとするが、全国各地で『食べる通信』が横に展開していけば、その数に応じて地域ごとにコミュニティが生まれ、読者の数は増えていく。新しく生み出したコミュニティの価値を壊すことなく、世の中を変えるインパクトを出すことができるかもしれない。そう考えたのだ
ひとりの会員がこう語った。 「ミーティングに参加していて、CSAとは、生産者がひとりで抱えてきたたくさんの課題を、私たち食べ手と共に一緒に悩み・考え・行動していくことなのではと感じました」  生産者の抱える問題を共有することで、会員が取り組めることを具体化したのである
 
 
 

【読後レビュー32冊目】「農業」という生き方 ど素人からの就農入門<「農業」という生き方̀ 永峰 英太郎

農業という現場で、さらに言葉は悪いが、その底辺で頑張っている彼は、今の農業の問題点を数多く見知り、それがあるがために、さまざまな壁にも直面している。現在の日本の農業の真実を伝えるためには、彼のような存在を取り上げることこそ必要なのではないかと思ったのだ

どんなもの?

 新規就農をした農家のインタビューを通じて、筆者は農家独立までの王道を3パターンに分類している。

 

①自治体の支援制度を利用する

②自治体の支援制度を利用し、研修施設で研修を行う

農業生産法人で修行を積む

 

さらに、新規就農者から見た日本の農業の実情について、6つの問いを立てて論じている。

 

その1 「農地を借りるのが難しい」本当の理由とは?

その2 何を基準に作目を決めるか?

その3 「有機農業は食べていけない」は本当か?

その4 農協経由の販売はもう古い?

その5 儲かる農業のキーワードは「差別化」にあり

その6 独立には莫大な自己資金が必要?

 

 

今まで読んだ本と比べてどこがすごい?

 新規就農者のインタビューを通じて、悪い例と良い例両方共述べられているのが目を引く。この手のインタビューだと、成功例だけ上げていることが多い。

しかし、それぞれダメだった独立例について述べることで、全ての就農希望者が成功しているわけではないという現実を語っている。例えば「受身の姿勢ではダメだ」という、一般企業でも言われている当たり前のことをしっかり指摘している。

 何故か農業分野では一般企業に就労していると当たり前に言われている仕事に向けての心がけが言われないことがある。このあたりの現実の指摘は夢を見させすぎないという点で重要だと感じる。

 

議論はある?(自分の中で浮かんだ疑問や反証)

 農業分野は今まで補助金漬けであったことが問題なのだろう、失敗が許されないというか、失敗とは何かという議論がされていない印象を受ける。

 その理由としては、そもそも失敗・成功を議論しなくても困らない程度しか困っていない、また補助金をもらうことが主眼になっているため、言われたとおりの生産をしていけばいいという意識があるのかもしれない。

 同じように、環境が特殊でありムラ的な文化が醸成されており、その文化に反するようなやり方が難しいという問題もある。

 
 

新しいと思った3点

あえて「有機農業」を選択しない農家があることも触れておきたい。京都の茶農家・喜多章浩さんも、その一人だ。その理由は、単純明快だ。「美味しくないから」だ。 「美味しい茶葉を作っても、虫に葉っぱを食べられてしまうんです。完全な無農薬だと作りにくいんです」と、その理由を話す。  

ブランド化、加工品販売など、さまざまな取り組みで差別化を図り、売上げを伸ばす努力をしている新規就農者だが、もう一つ、目立つ取り組みがある。マスコミの徹底活用だ(中略)。先の宮城県のある農家は、こう話す。 「競合他社がひしめくなかで『いいものを作っていれば、きっとわかってもらえる』という考えは、甘いと思う。自分ができることを徹底的に考え、それを実行していく姿勢が、生き残るためには必須なのではないでしょうか。

身の丈に合った農業」をすることに力点を置く、新規就農者も多い。新規就農者のなかには、1年目から数百万円の売上げを目指そうとする人も少なくない。なかには、先輩農家の売上げを見て「自分もそのぐらい」と無謀な売上げ目標を立て、結果、経営規模を大きくしてしまうケースもある。それでは、いくら資金があっても足りないし、リスクも大きい。 
 
 

自分の中での気付き:

この本を通して自分の生活を振り返ると?

 主には就農に関わることなので、直接今の生活に関わることは少なかった。但し、新規営農を考えるのであれば、就農の王道3パターンが知れたのは有意義だったと感じる。

 一方で、農業にしても普通の仕事にしても通じる仕事術のような物があることは読み取れた。なるべく標準化して誰でも作れるようにする、それぞれの作物に対してどの作業は欠かせなくて、どれは手を抜いても問題ないか。これらは今の仕事にも通じる部分や場面が多いと感じる。

 

気づいた結果として起こそうと思う行動:

この内容を使える場面は?

 多くあるわけではない。農家は農家で大変であることを知り、簡単に田舎暮らし・就農という言葉に惑わされて田舎に行くような若者が増えないことを祈る。